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我が家の軌跡(奇跡)【4】

2018年5月4日 (金)

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付き添いの栗原さんがクビになってから父の所に栗原さんから手紙が来ていた。母はそれを持って帰り、読んで驚いた。父は母と別れるから一緒になってくれ。少し落ち着いたら一緒に新潟に行って植田屋旅館(母の祖父の家)をやって行こう...佐渡には山も沢山あるし、食べるには困らないと大ボラを吹いていたそうだ。それで栗原さんは“それを本気にしてその気になっていたのに出鱈目の噂を真に受けて、突然、会長さんを動かして私をクビにした。何のためにカタワ者の面倒を今まで見てきたと思う、五体満足の私をカタワ者のお前さんなんかに馬鹿にされて、この悔しい気持ちが解るか。”と。それはそれはひどい剣幕の手紙だった。便箋三枚にびっしり書いてあった。(母はこの手紙を十年間位、箪笥の中にしまい、何かの折りにはと思っていたらしいが、引っ越しで紛失した。)
新しい付き添いさんになって間もなく、父は高熱が続き原因が解らないので、四月の桜が満開の中、労災病院の車で九州大学附属病院に転院となった。
右の腎臓が腐っている為の高熱と解り、右腎の摘出手術を行うことになった。 大変難しい手術で、助かる見込みは三分。誰か呼びたい人がいたら呼んでおくように言われ、佐渡にいる父の実母と妹、養父(母の父)が来た。
案じたほどの事はなく無事に手術は成功し、ずっと楽になり、食欲も出てきて、一応落ち着き、みんな帰って行った。
九州大学附属病院で整形外科に行ったり、泌尿器科に移されたりしている間に、折角九州一の病院にいるのだからと、ヒーちゃんを診察してもらう事になった。国内では1 、2と言われる円城寺教授に診察して頂き、脊髄から液を採って調べる事になる。母は廊下に待たされていが、ヒーちゃんの絶叫に驚かさて、一旦父の病室に戻ったそだ。翌日、結果を聞きに小児科を訪れたが治療の方法としは、治る見込みがないので、運動(リハビリ)に通いなさい。だった。この時からヒキツケを起こすようになり、驚いて母は父の主治医に相談したが、明日小児科に行って主治医に聞くようにとの事。結局、妹は母と父の病室に泊まってリハビリを重ねたが全然変化がなかった。
時は流れ、父の療養も三年が経とうとしていた。会社との繋がりが切れる時となった。 これ以上此処にいても特に治療法がないと言う事で故郷に帰される事になった。しかし、佐渡ガ島には労災病院がない為、新潟大学附属病院に移ることになった。

つづく

次回は、 母娘が住む家探し。引っ越しの日までに見付かるのでしょうか? 家探しに奮闘する祖父の登場です。


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