こばやしブログ一覧
我が家の軌跡(奇跡)【44】
大学に入ると、休みの日には母の手伝いをした。 相模原で外科病院の院長をしている、父の中学時代の同級生。相模原に引っ越してくるきっかけを作ってくれた友人の一人。の好意で、病院内に自動販売機を置かせて頂いた。Coca Cola社の販売機、とお菓子の販売機。当時のコーラ、ファンタグレープ、オレンジはビンで一ケース24本入り、倉庫から販売機まで運ぶが重い。販売機に …
我が家の軌跡(奇跡)【43】
2018年6月13日 (水)
カテゴリー: こばやし明美先生ブログ
高校、大学と淵野辺駅まで歩いて行った。途中の16号線までは毎朝、母とトビーが送ってくれた。そして大学受験を間近に控えた頃、母はこっそり16号線を越えた所にある神社に寄り、お百度参りをしたと、大学に合格してから聞かされた。母はトビーの散歩がてらだったからこそ出来たのかもしれないが、それにしてもそのひたむきさ。明美が母親になった時、同じように出来るのか。疑問である。 …
我が家の軌跡(奇跡)【42】
2018年6月12日 (火)
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トビーはもう成犬だった。でもまだ若く、1歳位だったと思う。
立派な血統書付。本来なら生まれてからずっとお座敷で飼われるべきだったのに。
外をフラフラ歩き、野良犬のようだったから、長い毛は毛玉になり、臭かった。
我が家の犬になると直ぐ、シャンプーしてあげた。父のベッドに乗せて、みんなで乾かした。
そしてトビーは座敷犬になった。
…
我が家の軌跡(奇跡)【41】
2018年6月11日 (月)
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両親の喜びは大変なもので、新潟に住んでいた頃に無理して買っておいた土地を大慌てで売りに出し、入学金、学費を作ってくれた。
昭和47年。あの頃は直ぐに売れたんですね。
淵野辺キャンプの前の店舗付一軒家での生活をスタートさせ、キャンプ内の子供達が良くお店に来るようになった頃、一匹の真っ黒いわんちゃんが時々キャンプ内からお店にやって来るようになった。守 …
我が家の軌跡(奇跡)【40】
2018年6月10日 (日)
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歯科大受験を決めた時、担任が反対した。どうせダメなんだから、内申書は3通しか出さないと言われた。 歯科大は鶴見女子大学歯学部一本。場慣らしで受け、浪人して国立を受けるつもりだった。何故、鶴見女子大学にしたかというと、共学では、女は男に頼って実習が疎かになる。女ばっかりでは自分で何でもやるだろうから。という父の考えからだった。 名取試験の為の仮題の踊り …
我が家の軌跡(奇跡)【39】
2018年6月9日 (土)
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守衛さんの一人に高校の同級生のお父様がいらした。夜の勤務は夜中から朝まで、寝ずの番。明美の部屋の窓が、正門に面しているので、丸見え。その守衛さんの日勤の時に顔を合わすと”夜遅くまで頑張ってんだな”と言われる。見られているかと思うと意地でも遅くまで電気をつけていたっけ。内職しながら。 引っ越ししてからも、母の知人の紹介で、新宿まで日舞のお稽古に通っていた。歯 …
我が家の軌跡(奇跡)【38】
2018年6月8日 (金)
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そして、高2の夏、父が、“歯医者になってくれたらなー”とぼやいた。 病人の言う事には逆らえないし、自分でも歯医者に憧れていたから、歯科大受験を決めた。 勉強嫌いが、憧れだけで決めて良いのだろうかと、不安を抱えながら。 3年で、B組に戻れたが、それからが大変。 文系の高校なので、授業だけでは足りず、理数系は独学で、参考書を片手に勉強した。 (教科書から …
我が家の軌跡(奇跡)【37】
2018年6月7日 (木)
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成績の落ちた明美に、母は家庭教師を見付けてくれた。 キャンプ内の独身寮に住み、昼間は他の米軍キャンプ(相模原キャンプ?)で働き、夜は新宿の工業大に通って、帰りに必ずパンを買って帰る青年がいた。 母はその人がパンを買いに来るのを心待ちにしていた。 いつの日にか、お店の閉店時間は、その人次第になっていた。 他にもう来る人はいないのにその人だけの為に開けて …
我が家の軌跡(奇跡)【36】
2018年6月6日 (水)
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この家は、T 字路の角地で、道路の反対側が小学校のグランド、正面が淵野辺キャンプ。 ご近所さんは、二軒だけで庭の向こう側。 妹の奇声、押し入れを叩く音も迷惑にならない距離で一安心だが、あまりにも郊外で、買い物が、大変。 高校は淵野辺の駅まで20分位歩いて行き、そこからスクールバスだった。 母は買い出しにバスで相模原駅まで行き、駅前のスーパーから両手に …
我が家の軌跡(奇跡)【35】
2018年6月5日 (火)
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お客さんはキャンプ内のアメリカ人の子供達。 はしっこくって父の手に負えない。 子供達は買いたい物を父の元に持って来るのだが、中には父が動けないのを知って、お金を払わずに出て行ってしまう。 すると父は“貴様!”と叫ぶ。 母はその声でお店に出て追いかける。 キャンプの正門の前なので、正門には日本人の守衛さんがいつも立っているから、捕まえてくださる。 …
2018年6月14日 (木)
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